10月の誕生石でもあるオパール(Opal)虹色に変化する特徴な特性(Play of Color)がある宝石です。他の宝石とは異なる独特な色で世界中から愛されています。オパールは他の宝石とは異なり、ケイ素が重なり構成される結晶構造を含まない鉱物で、構造内に水分が含まれている珍しい宝石です。水分が含まれている為、乾燥に弱く他の宝石と違った特徴を持ちます。
硬度を表すモース硬度も5から6程度で、割れやすく取り扱いに注意が必要です。
古代ローマ帝国時代では、オパールを「神の石」として知られていました。虹色に変化する5色がルビーのレッド、エメラルドのグリーン、トパーズのイエロー、サファイアのブルー、アメジストのパープルといった宝石の結晶だと評されていました。このことから宝石の中で最も高価なものとする意味の貴石、これを意味するラテン語「オルパス」からオパールといわれるようになりました。
オパールといえばブラックオパールが一番知名度が高いのではないでしょうか?歴史は1902年にオーストラリアで発掘された新しいオパールですが、オパールの中では最高の人気を誇ります。
母岩が付いたままの状態で成形されるオパールです鉄鉱石が含まれるため、カットが難しく、鉄鉱石の割合でイメージも異なります。オパール分量が多いボルダーオパールは、ブラックオパールと見分けがつきにくいほど似ています
産地はオーストラリア・クイーンズランド州。
ブラックオパールやボルダーオパールに比べて白色が強いオパールです。他のオパールより柔らかなイメージで日常のアイテムとしても使われています。
オパールといえば、ほとんどがオーストラリア産とされていましたが、2000年前後より、エチオピアの高原で大量に発掘され数多く取引されるようになりました。しかし、2013年から原石でのエチオピアンオパールの輸出が禁止になったことから徐々に価値が上がっています。
ルノータスのオーダー腕時計におけるオパールはこの「エチオピアンオパール」を使用しています。