誕生石の歴史と石言葉
誕生石とは1月から12月までの各月にあてはめられた宝石のことです。自分が生まれた月の宝石、つまり誕生石を身に着けると幸せが訪れる、願いが叶うと言い伝えられています。また生まれた月の宝石を身につけるとなんらかの加護があるといわれていて、「身に着けていると願いをかなえてくれる」というお守りとしての言い伝えもあります。 ここでは誕生石の歴史や込められた意味を一緒にご紹介します。
◆誕生石の歴史
◆国によって違う誕生石
◆どうして誕生石は複数ある月があるの?
◆石に込められた意味(石言葉)
誕生石の歴史
誕生石のルーツは諸説あり、誕生石の起源は聖書の時代にまではるか遡ります。
旧約聖書の『出エジプト記』には、モーゼの兄大祭司アロンが身に着ける胸当てに飾られる12個の宝石が主によって仰せられたと書かれています。
また新約聖書の『ヨハネの黙示録』では、最後の審判の後に現れる新しい世界の都「新エルサレム」の城壁の土台石は12個の宝石で飾られていたと記載されており、これらが現在の誕生石のルーツとなっているようです。
それにちなんでヨーロッパでは約1300年前から、「12種類の石を保有し、月替わりで相応しい石を身に着ける」という文化が広がり始めました。
しかし12種類の高価な宝石をすべてそろえるのは難しく、そのため「自分の生まれた月にの石を身に着けることで、幸運が訪れる」というものに変化していったようです。
18世紀頃には宝石商によって月ごとの誕生石が決められました。
またこのころには交易が盛んになっていき、次第にこの文化は世界中に広がっていきますが、まだこのころは国や地域によって誕生石の種類はちがっていました。
大きな変化が訪れたのが、1912年。
アメリカの宝石業界により宝石の普及を目的に定められた種類が、初めて誕生石を統一し、日本でも一般に用いられるようになりました。
国によって違う誕生石アメリカが誕生石を統一したことを受けて、日本では1958年に全国宝石商組合が東洋七宝の珊瑚と翡翠を加えて日本の誕生石としました。
アメリカ 宝石小売商組合制定(1912年)
イギリス 貴金属商組合制定(1937年)
フランス ルイズ・タルク女史が制定
日本 全国宝石商組合制定(1958年)
※現在の日本では6月の真珠の代わりにムーンストーン、8月のサードニックスの代わりにペリドット、11月のトパーズの代わりにシトリン(黄水晶)が用いられることが多い。
誕生石は複数ある月があるの?
誕生石の歴史について解説しましたが、誕生石はアメリカの宝石商組合が取り決めています。
それを基にして国や地域が誕生石を決めたため、国によっては誕生石が複数あったりします。
ひと月に3つほどある月もありますので、好きな宝石を決められるのもいいですね。
石に込められた「ちから」(石言葉)
- 【1月の誕生石】ガーネット天然石石言葉: 真実・友愛・勝利
- 【2月の誕生石】アメジスト天然石石言葉: 誠実・心の平和
- 【3月の誕生石】アクアマリン天然石石言葉: 幸福
- 【4月の誕生石】ダイヤモンド天然石石言葉: 永遠の絆
- 【5月の誕生石】エメラルド天然石石言葉: 幸運・幸福
- 【6月の誕生石】ムーンストーン天然石石言葉: 恋の予感・希望・長寿
正式名称: ホワイトラブラドライト - 【7月の誕生石】ルビー天然石石言葉: 情熱・深い愛
- 【8月の誕生石】ペリドット天然石石言葉: 幸せ・夫婦愛・和合・平和
- 【9月の誕生石】ブルーサファイア天然石石言葉: 誠実・愛情・徳望・不変
- 【10月の誕生石】エチオピアンオパール天然石石言葉: 創造性・才能開花・幸運
- 【10月の誕生石】ピンクトルマリン天然石 石言葉: 広い心・貞節・思慮深さ
- 【11月の誕生石】トパーズ天然石石言葉: 友情・希望・潔白
- 【11月の誕生石】シトリン天然石石言葉: 友愛と希望・友情・金運
- 【12月の誕生石】ブルージルコン天然石石言葉: 成功
- 【12月の誕生石】タンザナイト天然石石言葉: 成功
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ルノータスでは誕生日の石にこだわらず、好きな色や石の持つパワーをもとに、好きな石を選ぶことをおすすめしています。
本来の石のもつパワーと、持つ人の「好き」な気持ちが欠け合わさることが一番大切なものになっていき、幸運を運んでくると信じるからです。