腕時計を購入しよう、プレゼントしようとお考えの方の中で
腕時計の動く仕組みがわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
腕時計には機械式とクォーツ式の2種類があります。
これらの特徴や違いを知っておくと、腕時計を選ぶ際の参考になることが多いといわれております。
そこで、今回は機械式とクォーツ式の違いについて紹介していきますので、参考にしてみてください。
□機械式と電池式の違いを紹介
まず、機械式とクォーツ式には動力の違いがよく挙げられるでしょう。
機械式とは腕時計をゼンマイの緩む力を利用して動かす仕組みのことです。
ゼンマイを巻き上げて動かすため、巻き上げた回数が多いほど長く動きます。
クォーツ式は腕時計を電気の力で動く腕時計のことです。
本体に電池をセットするだけで動くので、ゼンマイを回す必要がありません。
このように、腕時計の見た目は同じでも使用されている動力が違うこともあるかもしれません。
では、どのようにしてこれらを見分けるのでしょうか。
腕時計の動力を見分ける際は、秒針が1秒ごとに鳴る音で判断します。
機械式の場合はこの音が「チチチ」と鳴り、クォーツ式の腕時計は「カチ、カチ」と鳴ります。
これらの音の違いは動力に依存しているので、見分ける際は音を聞き分けると良いでしょう。
腕時計は1日ごとの時間に誤差が生じますが、動力の違いによってその誤差が変わってきます。
基本的にはクォーツ式の方が機械式に比べて誤差が小さくなるでしょう。
機械式の場合は一般的に1日で約10秒から20秒の誤差が生じると言われています。
一方、クォーツ式の場合は1カ月で約20秒の誤差が生じます。
クォーツ式は1カ月で20秒の誤差なので、クォーツ式の方が機械式に比べて精度が高いと言えるでしょう。
なお、これらの精度は商品によっても異なるため、この時間は目安と考えておいてください。
そのほかにも動力によって腕時計の耐久性にも違いが生じるでしょう。
耐久性の違いは磁気や衝撃への強さが原因です。
機械式は衝撃に弱く、誤って落としたり近くにスマホをおいてしまうと故障しやすくなります。
一方、クォーツ式は衝撃に強いため、故障が起こりづらいでしょう。
□クォーツ式のメリットとは?
ここからは、クォーツ式と機械式のメリットについてより詳しく紹介したいと思います。
クォーツ式の大きなメリットには上記で紹介した時間の正確さがよく挙げられるでしょう。
クォーツ式の腕時計は電気で動いているので常に一定の間隔で針が動き、正確な時間を刻むことができます。
また、価格の安さもメリットとして挙げられるでしょう。
クォーツ式は機械式と比べてシンプルにできています。
シンプルな構造のおかげで生産コストを削減でき、大量生産を可能にしているからです。
そのほかにもクォーツ式はメンテナンスをする必要がほとんどありません。
一度電池を入れて動かせば電池が切れるまでずっと動かすことができます。
最近では、文字盤に太陽光電池を取りつけているものもあり、電池の消費を抑えて長持ちしやすくなっています。
そのほかメリットとして、衝撃に強い点が挙げられるでしょう。
クォーツ式の腕時計は大きな衝撃を加えない限り、簡単に故障することはないといわれております。
そのため、落としてしまうことや耐久性に関して気になる方はクォーツ式の腕時計を選ぶと良いかもしれません。
□機械式のメリットとは?
機械式のメリットに趣味性の高さがよく挙げられるでしょう。
機械式の腕時計は18世紀に成立した技術をそのまま現代まで引き継いでいます。
そのため、複数の部品によって構成された機械式の時計には時代を感じさせる味わい深さが感じられるでしょう。
機械式の腕時計を身につけるて外を歩くことで、少しだけお金持ちの気分を味わえるかもしれません。
また、定期的にメンテナンスをすることで長持ちしやすくなるのもメリットの1つと言えるでしょう。
機械式は部品を1つ1つ組み立てて作られているため、分解してメンテナンスができます。
このメンテナンスを怠ると、中にある部品が錆びてしまい腕時計の劣化につながります。
しかし、定期的にメンテナンスをすることで、常に美しい状態を維持できるでしょう。
メンテナンスをした場合の腕時計の寿命はクォーツ式よりも長くなるかもしれません。
そのほかにも、機械式の腕時計は資産価値が高く、家宝として子供に受け継いだり、新しい腕時計を買う資本として利用されます。
特に、ロレックスなどのブランド物の場合は年が経過するにつれてより価値が高くなるでしょう。
□まとめ
今回は機械式とクォーツ式の違いについて紹介しました。
クォーツ式と機械式の違いは動力にあり、その違いから時間の精度や耐久性も変化します。
正確で長く使いたい方にはクォーツ式を、ロマンを求める方は機械式を選択すると良いでしょう。
腕時計選びでお困りの方は、この記事を参考にしてはいかかでしょうか?